浅析日语教科书中副词的导入情况及特征 -与日语专业四级・八级考试对比-

发布时间:2022-07-10 10:01:07 论文编辑:vicky

本文是一篇日语留学生论文,同样在初级日语教科书《日语综合教程》1-4册中,副词不同的词数为306个,总词数为2279个。因此,总计词数不同,超过词数约7倍左右。虽然每本书都在增加,但特别是第3本,副词的种类比第2本增加了1.8倍。而且,在四本副词中,最多的是情态副词,其次是陈述副词和程度副词分别排在二、三位,它们的比率为5.9:1.7:2.4。

第一章 はじめに

1.1問題提起

2018年に行われた国際交流基金の調査によれば、中国における日本語教育の機関数、教師数、学習者数は、世界の日本語教育ではそれぞれ第3位、第 l位、第 1位となっており、いずれも上位に位置している1。

日本語教育は中国経済の発展とともに大きな飛躍を遂げ、日本語学習人数が英語の次に二番目になっている。日本語教育において、語彙の教育が重要な教授項目の一つである。語彙の中で、動詞や形容詞、形容動詞は活用があるので、授業中にそれら品詞の学習が重要視されている。動詞や形容詞、形容動詞に比べて、副詞の扱いが軽すぎるような気がする。というのは、日本語学習者にとって、動詞や形容詞、形容動詞の学習が一つの難点なので工夫に工夫を重ねて勉強しているが、しかし、副詞にあまり重きを置かないような傾向があるからである。とりわけ、日本語にも、中国語にも、「副詞」という品詞があり、多くの共通点があるため、副詞の学習は簡単だと思う中国人日本語学習者は大勢いる。また、副詞の指導も十分されているとは言いがたい。副詞が取り立てて指導されることが少ない点については、大関(1993)2が指摘されている。多くの副詞が語彙の一つとして導入されるだけに留まっている点については、朴(2019)3でも指摘されている。

しかしながら、我々日本語学習者にとっては、副詞を適切に使うことはそれほど容易ではない。次の誤用例4から見られるように、副詞の誤用は日本語学習者の能力レベルの如何をとわず存在している。

1.2研究目的と研究方法

本論文の目的は、以下のようである。

① 中国の大学における日本語専攻の学部生が使用している教科書において、副詞はどのように扱われているのか、それらの扱われ方にどのような特徴が見られるのかについて考察する。

② 大学日本語専攻生四·八級能力試験に出題された副詞はどのように扱われているのか、それらの扱われ方にどのような特徴が見られるのかについて考察する。

③ 日本語教科書に出てきた高頻度副詞と大学日本語専攻生四·八級能力試験に出題された高頻度の副詞を比較する。

研究方法については、まず、中国の大学における日本語教科書2種12冊を考察対象とする。つまり、初級日本語学習者向けの『新経典日本語』と『日語総合教程』それぞれ第1 冊~第4冊まで、中上級日本語学習者向けの『日語総合教程』第5冊から第8冊までである。中国の大学の日本語教科書における副詞の頻出度を統計し、高頻度副詞表を作成する。次に、2010年~2020年までの11年間の大学日本語専攻生四·八級能力試験に出題された副詞を統計し、高頻度の副詞を整理し、高頻度副詞表を作成する。最後に、教科書に出た高頻度副詞と大学日本語専攻生四·八級能力試験に出題された高頻度の副詞語彙と比較する。

第二章 先行研究

2.1副詞の定義と分類に関する先行研究

副詞とは何かに関して、研究者によってその捉え方は異なっている。

日本語の副詞については山田(1936) 6以来多くの研究がある。特に山田(1936)の副詞の3分類は現在でも副詞の研究において基本的な枠組みとされている。山田(1936)は「副詞は語形に変化なく、常にその依りて立つべき語句の前に存するものなりとす。」と述べ、副詞を次のように分類している。

日语留学生论文怎么写

山田(1936)の言う「副詞」は文の骨子となる体言·用言に依存し、それにさまざまな意味を付け加える語の総称であり、現在の用語で言えば「副用語」に相当し、「語の副詞」は現在でいわれる「副詞」に相当する。つまり、副詞は「情態副詞」「程度副詞」「陳述副詞」のように分けられている。

橋本(1939) 7は「副用言」という呼び方を用いて、副詞の形態的な特徴について「接続語または修飾語になる。主語客語にならない。常につづく。活用がない。」といった形態的な特徴を挙げ、「副用言」の意味について次のように述べている。

2.2日本語教科書で扱われている副詞に関する先行研究

大関(1993)は日本で出版される日本語教科書初級16冊と中·上級8冊から副詞を抜き出し、教科書で扱われる副詞語彙の特徴を、副詞の三分類(情態副詞·程度副詞·陳述副詞)を一つの指標にしてまとめた。初級教科書で扱われている副詞は異なり語数が208例であった。そのうち、程度副詞と陳述副詞が多いということがあげられた。中・上級の教科書で扱われている副詞は異なり語数1000例を越えた。さらに、「まったく」と「もう」において、実際の用例を検討し、教科書の意味記述では盲点になっている副詞の機能を検討した。

朴(2019)は大関(1993)の研究で指摘されていることと比較しつつ、日本における現行の日本語教科書において、副詞はどのように扱われているのか、とりわけ初級教科書における副詞の導入実態と副詞の扱われ方に見られる特徴について述べた。

松本(2020)は大関(1993) の研究で調査対象とされていない11種の中級日本語教材を対象にし、どのような副詞がどれほどの量取り上げられ扱われているかについて調査を行った。524語の副詞語彙を抽出し、それらについて『日本語今日行くための基本語彙調査』、「中級用語彙―基本4000語―」、「日本語NAT-TEST·日本語学力テスト」の級設定、「日本語教育語彙表」などとの比較対照を行い、語彙のレベルを認めた。

第三章 日本語教科書における副詞の導入実態と特徴.................... 9

3.1初級日本語教科書における副詞の導入実態と特徴................. 9

3.1.1 『新経典日本語』...................................... 10

3.1.2 『日語総合教程』1-4冊 ............................... 14

第四章 日本語専攻生四級・八級能力試験における副詞の導入実態と特徴..................27

4.1専攻生四級能力試験における副詞の導入実態と特徴.............. 27

4.2専攻生八級能力試験における副詞の導入実態と特徴.............. 28

第五章 日本語教科書と四級・八級能力試験との比較................... 32

5.1 初級日本語教科書と四級能力試験との比較 ..................... 32

5.1.1『新経典日本語』と四級能力試験との比較................. 32

5.1.2『日語総合教程』1-4冊と四級能力試験との比較 .......... 34

第五章 日本語教科書と四級・八級能力試験との比較

5.1 初級日本語教科書と四級能力試験との比較

5.1.1『新経典日本語』と四級能力試験との比較

まず、初級日本語教科書『新経典日本語』と四級能力試験における副詞を全体的に比較する。次の表28の通りである。

日语留学生论文参考

『新経典日本語』における副詞のタイプ別の内訳は情態副詞が6割、程度副詞が1.7割、陳述副詞が2.3割である。一方、四級試験に出題された副詞のタイプ別の内訳は情態副詞が5割、程度副詞が2割、陳述副詞が3割である。両方とも、情態副詞が一位、陳述副詞が二位、程度副詞が三位になるが、教科書より、四級能力試験のほうは三つのタイプの副詞をより全面的に含むと考えられる。

次に、『新経典日本語』と四級能力試験における高頻度副詞をタイプ別という面から比較していきたい。 

第六章 おわりに

初級レベルの学習者に向ける教科書の『新経典日本語』では、第1冊から第4冊までの四冊のうちに、副詞の異なり語数が287語、延べ語数が1455語である。延べ語数は異なり語数に約5倍を上回っている。各冊別から見ると、 副詞の語数が教科書の使用順序とは正の相関の関係であり、副詞の種類が1冊ずつおよそ1.6倍に増えている。そして、『新経典日本語』教科書における副詞のうち、情態副詞が一番多いということが分かった。陳述副詞と程度副詞がそれぞれ二、三位となり、それらの比率は6:1.7:2.3である。

同じく初級日本語教科書の『日語総合教程』1-4冊において、副詞の異なり語数が306語であり、延べ語数が2279語である。したがって、延べ語数は異なり語数に約7倍ぐらいを上回っている。1冊ずつ増えているとはいえ、特に第3冊では、第2冊より副詞の種類は1.8倍で大幅に増えてきたのである。そして、4冊の副詞のうち、一番多いのは情態副詞、続いて陳述副詞と程度副詞がそれぞれ二、三位となり、それらの比率は5.9:1.7:2.4である。この点では、『新経典日本語』と同じ比率を持っていることが分かった。

また、2010年から2020年までの11年間の大学日本語専攻生四級能力試験に出題された副詞を統計し、異なり語数が219個である。また、これらの副詞を三分類にしてみると、情態副詞:程度副詞:陳述副詞=5:2:3という結果が得られた。これは『新経典日本語』と『日語総合教程』1-4冊における副詞の分類型の比率と同じ傾向が見られたが、初級日本語教科書より、四級能力試験のほうが違うタイプの副詞をより全面的に含まれていると思われる。それに初級日本語教科書と四級能力試験における高頻度副詞を比べてみれば、ズレがあることが明らかにされた。

参考文献(略)